20210129

コロナも大きな問題ですが、西日本を中心としたダニ媒介性感染症である「重症熱性血小板減少症候群
SFTS」も致死性の高い疾患として新たな問題となっています。

宮崎大の取り組みでは、この「ダニ媒介性感染症」が、「ネコ」から獣医師さんに感染する事例を明らかにしており、その実態調査を行いました。

その結果、宮崎県の獣医師さんは一般の方よりもがリスクが高い可能性があることを国際科学雑誌Virusesに研究論文として投稿し、無事に受理されました。
「Seroprevalence of severe fever with thrombocytopenia syndrome virus in
small-animal veterinarians and nurses in the Japanese prefecture with the
highest case load」Kirino et al.,

この調査は、宮崎大、宮崎県病院、宮崎衛生環境研究所が形成する「宮崎ワンヘルス研究会」と国立感染症研究所との連携体制で実施されました。皆様のご協力に感謝します。


 

 20210128

宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター(CADIC)の兼子先生との共同研究
"Pseudorabies virus infection in hunting dogs in Oita, Japan: Report from a
prefecture free from Aujeszky’s disease in domestic pigs"がThe Journal of
Veterinary Medical
Scienceに受理されました。仮性狂犬病とはオーエスキー病という豚の病気なのですが、豚やイノシシに潜伏感染が起こり、そのほかの動物(牛、山羊、犬、猫)にも感染し、「仮性狂犬病」の名の通り、神経症状を呈して「狂犬病」のように亡くなっていく病気です。豚におけるオーエスキー病はワクチンによる清浄化が進められており、すでに豚にワクチンを接種しなくていい地域もあります。今回は、オーエスキー清浄地域と考えられていた大分県で、イノシシ猟犬がイノシシ肉を食べて、この仮性狂犬病ウイルスに感染し死亡した事例について報告しました。 

 

 

  

 2021/01/18

当研究室が、宮崎大学医学部と取り組んだ共同研究成果が、「オゾン水による新型コロナウイルスの不活化効果 Rapid inactivation of
SARS-CoV-2 with ozone water」という論文として、Journal of Hospital Infectionに受理されました。
齊藤准教授、当時の大学院生Putuさん、岡林教授が共著者となっています。

少しでもSARS-CoV-2のコントロールに貢献できればと思い、もっと頑張っていきたいと思います。

https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2020.11.01.361766v1



 
20201009

        インドネシアからの留学生Putu君が、9月一杯で無事に博士号を取得して帰国しました。
そして、4年間の集大成がこのような形となりました。 4年間、よく頑張ってくれました。お疲れ様でした。 これからは宮崎とインドネシアを繋げる架け橋となってくれることを期待しています。

 

 
セミナー告知 20201009


セミナー開催のお知らせです。
講師は阪大微研の松浦先生のもとで長い間HCV研究を牽引してきた岡本徹先生です。
宮崎大獣医微生物学研究室の齊藤暁先生の共同研究者になります。
2019年からは感染機構研究部門  高等共創研究院の教授として独立され、肝炎ウイルス、蚊媒介性ウイルスの研究に取り組まれており、HCVやウイルスの感染戦略についてお話いただく予定でです。
皆さんの参加をお待ちしております。

日時 2020年10月09日(金曜日)17:00~
会場 医学部講義実習室3F-303号室
講師 岡本徹 教授
   大阪大学微生物病研究所
タイトル「ウイルスによる宿主への感染戦略」    
「ウイルスは単独では増殖することができず、宿主細胞の中で宿主側の様々なモノを利用して増殖能を獲得しています。
これらのモノを''宿主因子''と呼んでいますが、ウイルスと宿主因子の相互作用を理解することは、
ウイルスの宿主細胞での増殖メカニズムの理解だけではなく、新しい抗ウイルス薬の開発につながる研究だと考えています。私たちの研究室では、C型肝炎ウイルスの増殖に関わる宿主因子を研究する中で、新しい蛋白質分解経路の発見やウイルスの新しい持続感染機構の一端を明らかにすることができました。本セミナーでは、C型肝炎ウイルスによる宿主因子の利用戦術と、最近我々が取り組んでいる新しい研究についても紹介させていただきます。」

 

 

第10回CADIC国際シンポジウムの開催について


下記のとおり第10回CADIC国際シンポジウムを開催いたしますので、
関係の皆様に広くご周知いただき、ご参加くださいますようご案内
申し上げます。
学内の方は会場参加とWeb参加が選択できます。いずれも定員があり
ますので、申込みの際にコメント欄にいずれにするかご記入ください。
学外の方はWeb参加のみになります。

              記

テーマ:口蹄疫終息から10年、見えないウイルスとの闘い、そして未来へ
日時:令和2年9月17日(木) 13:00~17:00
場所:330記念交流会館コンベンションホール(定員64名)
Web定員250名(Zoom利用:登録確認後、ミーティングID・パスワード
をメールで送付いたします)
    ※定員とサテライト会場についてはチラシと内容が異なります。
参加方法:参加無料、要事前申込9月16日(水)締切
参加申込サイト: http://urx.space/h7Aw または添付チラシのQRコード

※当日体調の悪い方は来場をご遠慮ください。

問合先:宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター
電話:0985-58-7674
E-mail:cadic@cc.miyazaki-u.ac.jp

 

 

20200827

宮崎大学農学部森林緑地環境科学科の津山濯(つやま たく)先生が学生さんと当研究室に遊びにに来てくれました。竹の成長に細胞成分の研究をされています。
今後、どう発展するのか?

 

 

 

 

 【20200731 セミナー開催のお知らせ】
当研究室も参加させてもらっている宮崎大学医学獣医学感染症勉強会が主催する特別セミナーが開催されいます。
講演者である松本先生は、宮崎大学農学部獣医微生物学研究室の出身になります。本学卒業後、、阪大微研、京大ウイルス研、米国留学などでのウイルス研究を経て、現在は和歌山大学医学部微生物学研究室に在籍されております。マイナス鎖1本鎖RNAウイルス(パラミクソ、ナイロ、オルソウイルス)の複製、病原性解明に取り組まれて、数多くの論文報告されています。我々の研究対象ウイルスとも重なるし、国内外でも問題になる感染症の病原体も対象になっておりますので、面白いお話が聞けると思います。ぜひ、ご参加ください。

(現時点では、ご講演者である松本先生に宮崎に来ていただく予定です。が、状況によってはweb講演になる可能性もあります。本セミナーは医学部事務に安全な開催方法を確認しながら実施しております。)

    >>>> 2020年度第1回宮崎大学HTLV-1/ATL総合診療研究ファシリティー特別セミナー
>>>> 日時 2020年7月31日17:00-18:30
>>>> 会場 医学部基礎管理棟2F ミーティングルーム
>>>> 演題 「RNAウイルス複製の分子基盤」Molecular basis of RNA virus replication
>>>> 講師 松本祐介先生(和歌山県立医科大学医学部微生物学教室助教)


また、COVID-19対応のために、当日の発熱、体調を確認して、マスク着用、手指衛生、感染防止対策を徹底の上して、ご参加くださるようお願いします。

 

 

 20200714
宮崎県の医-獣医-環境、さらに県病院-地方行政-大学と分野横断的に感染症対策に取り組む「宮崎ワンヘルス研究会」の活動の一つが、「SFTSウイルスのネコから獣医師への直接感染事例報告
Direct Transmission of Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome Virus
(Dabie bandavirus) from a Domestic Cat to Veterinary
Personnel」として学術雑誌Emreging Infectious Diseasesに掲載されることが決定しました。

ダニ媒介性疾患として新たに見出された重症熱性血小板減少症が、ダニだけでなく猫からも直接感染することを、ネコ、そして診療に関わった獣医療関係者から
同一ウイルスを分離することで確認することができました。改めて、身近な致死性人獣共通感染症対策とその理解の必要性を考えるきっかけになればと思います。

時間がかかりすぎで、ウイルス名がいつの間にかHuaiyangshan banyangvirusからDabie
bandavirusに変わっていました。これも新しい知見です。参考にしてください。

また論文が公開になりましたら、おしらせします。

EID:
https://wwwnc.cdc.gov/eid/
宮崎ワンヘルス研究会HP:
https://miyazakionehealth.jimdofree.com

 

 

20200710
宮崎大学医学部、CADICと当研究室の共同研究成果「深紫外線LED照射によるSARS-CoV-2の不活化効果」Rapid inactivation
of SARS-CoV-2 with Deep-UV LED irradiation (当研究室 齊藤、岡林共著)が、国際科学雑誌「Emerging
Microbes & Infections」に掲載されることが決定しました。

深紫外線LEDの1秒照射で87.4%以上、10秒照射で99.9%以上のウイルス感染力が抑制されることを確認しています。

 

 

 

20200627

博士課程4年Putu君の学術論文が「Frontiers in Microbiology」のウイルス部門で受理されました。

サポートしてくれた皆さまに感謝します。本当にありがとうございます。
この論文では、牛RSウイルスが感染すると、肺の中ではどのような分子が働いて、重症化が起こるのか?について色々調べてきた結果を報告しております。

Manuscript title: Bovine Respiratory Syncytial Virus Enhances the Adherence
of Pasteurella multocida to Bovine Lower Respiratory Epithelial Cells by
Upregulating Platelet-Activating Factor Receptor
Journal: Frontiers in Microbiology, section Virology
Article type: Original Research
Authors: Putu Eka Sudaryatma, Akatsuki Saito, Hirohisa Mekata, Meiko Kubo,
Watcharapong Fahkrajang, Eugene Mazimpaka, Tamaki Okabayashi

では、次はどうやって治療するのか?まだまだ課題が山積みです。

 

 

 
20200619

東京化学同人「現代化学」7月号、本研究室の岡林教授が「伴侶動物から感染する人獣共通感染症」について執筆しております。ぜひ、ご覧ください。
http://www.tkd-pbl.com/news/nc243.html

第1回 宮崎One Health研究会 公開セミナー
「宮崎県で考える人獣共通感染症としてのSFTS」

2013年に国内で初めて発生が報告された新しい感染症、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、マダニを介して、あるいは直接、動物からヒトへ感染する人獣共通感染症です。この病気の対策にあたっては、まさに「人間」「動物」「環境」の三者すべてが健康であることの重要性を謳う「One Health」の視点が必要です。全国で最も多くの患者発生が報告されているここ宮崎県において、医師と獣医師、そして公衆衛生行政とが連携して対策に取り組む体制を目指し、新たに立ち上がった「宮崎One Health研究会」が情報交換の場として公開セミナーを開催します。

対象 医療関係者、獣医療関係者、公衆衛生行政関係者
日時 5月25日 (金) 19:00-21:00
場所 宮崎県立宮崎病院 2階 中会議室

内容
1. 宮崎One Health研究会の創設の経緯 
  「宮崎からワンヘルスの概念の実践に向けて ~SFTSを引き金に~」宮崎大学獣医学科 岡林環樹 
2. 「宮崎県におけるSFTSの状況」宮崎県衛生環境研究所(現:都城食肉衛生検査所) 野町太朗
3. 「ヒトにおけるSFTS症例」県立宮崎病院 山中篤志 
4. 「宮崎で発生したネコのSFTSと野生動物の調査」宮崎大学獣医学科 桐野有美
5. パネルディスカッション

主催:宮崎One Health研究会(世話人 岡林環樹、山中篤志、野町太朗、桐野有美)
共催:宮崎大学人獣共通感染症教育・研究プロジェクト、宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター、宮崎プライマリケア研究会

連絡先 宮崎大学獣医微生物学研究室 岡林       県立宮崎病院内科 山中
okbys81@cc.miyazaki-u.ac.jp            ayaman@pref-hp.miyazaki.miyazaki.jp
 

 

■第二回 人獣共通感染症公開セミナー「RABIES(狂犬病)」
セミナー1:「狂犬病:清浄地域の課題 -台湾に侵淫していた野生動物の狂犬病-」
井上 智 先生(国立感染症研究所 獣医科学部 第二室 室長)
セミナー2:「Current Rabies Studies in the Animal Health Research Institute in
Taiwan」
Wei-Cheng HSU先生(Animal Health Research Institute, Taiwan/Assistant Research
Fellow)
■日時:平成31年1月15日(火曜日)17:00~19:00
■場所:宮崎大学 農学部 獣医学科  獣医研究棟1階 獣医視聴覚室
(木花キャンパス 宮崎市学園木花台西1丁目1番地)
■主催:宮崎大学 人獣共通感染症教育・研究プロジェクト
■共催:宮崎大学 産業動物防疫リサーチセンター、宮崎One Health研究会

CADIC特別セミナーのお知らせ

「地球的課題である感染症の防御、食料の安定供給などの解決に向け、「人と動物の健康は一つと捉え、これが地球環境の保全に、また、安全・安心な社会の実現につながる。」という概念「One World-One Health」が提唱されています。この概念に基づく活動を実践するために設立されたOne World One Health研究会について、本会代表者であられる酪農学園大学の萩原先生にご紹介いただきます。 One World One Health研究会 http://owoh.jp

日時 2018年3月29日(木) 17:00-

場所 宮崎大学農学部獣医棟1F 視聴覚室

講演タイトル「One World One Health研究会の紹介」
講師 萩原克郎 酪農学園大学獣医学群教授、OWOH研究会代表世話人

無料、参加自由

世話人 岡林 環樹(宮崎大学獣医微生物学研究室/宮崎One Health研究会)

okbys81@cc.miyazaki-u.ac.jp

 

 2018.2.27

宮崎大学の人獣共通感染症教育研究プロジェクト支援してくださっている北海道大学の喜田先生が、この度「瑞宝重光章受章および文化功労者顕彰」を受章されました。そこで宮崎大学では受章記念講演会を開催します。

講演会名 瑞宝重光章受章および文化功労者顕彰 受章記念講演会
「人獣共通感染症の克服に向けて ー鳥と人のパンデミックインフルエンザ対策を基にー」
講演者 喜田 宏 先生
日時 平成30年3月16日 15:00~17:00 
場所 宮崎大学木花キャンパス 330記念交流会館

2018.2.26

今年度で退官される当研究室後藤教授の最終講義、退官記念祝賀会のご案内になります。

 

最終講義「微生物のお話」

 日時:平成30年3月2日(金)15:30~16:30

 場所:宮崎大学農学部講義棟L109室

 宮崎県宮崎市学園木花台西1-1

 

退職祝賀パーティ(要予約)

 日時:平成30年3月2日(金)18:00~20:30

                         場所:ニューウェルシティ 雲海の間

                            宮崎市宮崎駅東1丁目2-8 電話 0985-23-3311

 

                                                                                      退職祝賀パーティー二次会(後藤先生も参加、飛び入り歓迎)                                                                                         日時:平成30年3月2日(金)21:00~  

                                                                                        場所:Ryo Tribe 宮崎県宮崎市橘通西3丁目1-7

                                        ライオン堂ビル2階

 

2018.1.30

CADIC特別セミナー開催のお知らせ

宮崎大学獣医微生物学研究室が取り組んでいるマイクバクテリウム菌に関する研究を発展させるために、酪農学園大学の能田先生に、大気中の微生物成分調査に関するセミナーの開催を依頼しました。様々な病原体が大気を介して広がっている現状や、そのモニタリング方法、そこから得られる情報をどのように防疫対策へ応用するのかについてお話していただきます。入場は無料、発表は英語です。本セミナーはBCG研究所委託事業の一環として開催されます。

 

演者 能田 淳 先生 酪農学園大学獣医学群獣医学類環境衛生ユニット
演題 Mycobacterium and other infectious diseases; Elucidating  Transmission Mechanisms with One Health approach
日時: 2018年2月7日(水)17:00-18:00
場所:宮崎大学農学部獣医棟1F視聴覚教室
司会及び連絡先:岡林環樹(獣医微生物学研究室准教授) 

okbys81@cc.miyazaki-u.ac.jp 

 

 

2017.10.17

目堅先生と当研究室の共同研究である「Molecular epidemiological survey and phylogenetic analysis of bovine influenza D virus in Japan"」(日本における牛のD型インフルエンザ)に関する論文がTransboundary and emerging diseases誌に受理されました。 

2017.9.25

 

宮崎大学CADICが中心となり、「第1回JSPS Core-to Core Program Joint Seminar」

「第7回CADIC国際シンポジウム」がバンコクで開催されます。

日本、タイ、インドネシアから、ASEAN地域における家畜感染症をコントロールすることで、より効率の高い、市場価値の高い、安心、安全な食品を送り出す「世界の台所」を目指そう、というコンセプトです。このような防疫体制の構築は、日本においては海外悪性家畜感染症の侵入対策のための重要な監視システムになると考えています。
口蹄疫を含む水疱性疾患、下痢症、呼吸器症、そして食品由来感染症について各国の情報を共有し、CADICの研究シーズを使った防疫体制のための共同研究立ち上げを目指します。

日時 10月9日9:00-17:00 合同セミナー    
                                     18:30-      情報交換会 
                              会場 ノボテルバンコク@サイアムスクエア
                              入場は無料、発表は英語です。
                              問い合わせ 岡林環樹(宮崎大学獣医微生物学研究室准教授)
okbys81@cc.miyazaki-u.ac.jp

 

 

 

2017.9.5

 9月より短期留学生Anchalee Srijangwad(ニックネーム:りーさん)がタイのチュラロンコン大学から来てくれました。

豚流行性下痢ウイルス(PEDV)の共同研究を行う予定です。自己紹介を兼ねたセミナーを行いますので、ふるってご参加ください。彼女はPEDVの抗体検出ELISAの開発に成功し、この業績は"The International Invention, Innovation & Technology Exhibition 2017"で見事金賞に選ばれています。

演題:THE DEVELOPMENT OF ELISA KIT TO DETECT ANTIBODY RESPONSE AGAINST PORCINE EPIDEMIC DIARRHEA VIRUS FROM COLOSTRUM AND MILK
(豚初乳および常乳における豚流行性下痢ウイルスに対する抗体検出ELISAの開発: 英語発表)
演者:Dr. Anchalee Srijangwad
タイ国チュラロンコン大学獣医微生物学研究室博士課程4年
日時: 2017年9月20日(火)17:00-18:00
場所:宮崎大学農学部獣医棟1F視聴覚教室
司会:岡林(獣医微生物学研究室)

 

 



2017.6.2
当研究室と大阪大学微生物病研究所、ベルギー熱帯病研究所との共同研究論文が、「Clinical Micorobiology and Infection」に受理されました。 タイトル
「Diagnostic accuracy of a rapid E1-antigen test for chikungunya virus infection in a reference setting」 著者
Ralph Huitsa, Tamaki Okabayashi, Lieselotte Cnopsa, Barbara Barbé, Riemsdijk Van Den Bergd, Koen Bartholomeeusen, Kevin K. Ariën, Jan Jacobsa, Emmanuel Bottieau, Emi E. Nakayama, Tatsuo Shioda, Marjan Van Esbroeck

 

 

2016.07.13

当研究室の所属する宮崎大学CADICが主催する第6回宮崎大学国際シンポジウムが以下のように開催されます。
奮ってのご参加をお待ちしております。

1.タイトル:アジアの畜産革命
            -そのビジネスチャンスとリスク-
2.日時:平成28年8月23日(火)13:00~17:50
3.場所:九州産業大学 N204号室(福岡市東区松香台2-3-1)
4.プログラム
   セッション1 アニマルヘルス
 1)アジアでのグローバル化に伴う越境性動物感染症のリスクについて
 2)アニマルヘルスのためのアジアネットワーク
                                                    3)アジアにおけるアニマルヘルスの改善と動物福祉-OIEの地域イニシアチブ-

                                                               セッション2 動物生産
                                                    1)中国の食料安全保障における非従来型の動物飼料資源-途上国への示唆-
                                                    2)アジアにおける畜産業からの温室効果ガス排出

                        3)エコフィールドと飼料用米・飼料イネ:アジアで活躍できる日本の技術

                                                             5.申込先: http://www.miyazaki-u.ac.jp/cadic/registration/registration_index.php?eno=003&option=0
                                                           6.問合先:宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター
                                                  担当:田上、西内
                                                                                 電話:0985-58-76740985-58-7674
                                                                                メール:cadic@cc.miyazaki-u.ac.jp

 

2016.06.21

宮崎県が、蚊媒介性感染症調査のために、県内各所において、蚊のモニタリング調査を実施します。当研究室の岡林准教授も宮崎県蚊媒介性感染症対策委員会に所属しています。

2016.06.20

産業動物防疫リサーチセンターでは、海外渡航を予定されて いる方々向けに防疫の観点から下記の講座を開講いたしますので、是非ご参加ください今回は、動物検疫所の主任検疫官が来られますので、具体的な質問事項にも回答いただけます。
                    記 
            開催日時:7月26日(火)13:30~15:30
           場所: 宮崎大学農学部 L205講義室
                                                  内 容
             テーマ1:動物検疫と水際防疫対策(国境最前線の仕事)
              斉藤恵 主任検疫官(動物検疫所門司支所)
                     テーマ2:口蹄疫~2010年事例、海外の発生状況
                             末吉益雄 産業動物防疫リサーチセンター

 

2016.04.07
業績リストをアップしました。
新年度スタートということで近々、メンバー等も更新する予定です。

2016.3.29  宮崎大学木花キャンパス10:30-

 

春の訪れとともに気になるのが、今年もやってくる蚊の季節。近年の地球温暖化、グローバル化で、蚊の生態も変わりつつあります。今までは海外の病気と思っていたデング熱が日本でも報告されたりと、どこまで騒いでいいものなのか?
そこで、蚊の流行時期前に、蚊媒介性ウイルス感染症についてわかりやすく説明し、また実際に蚊の採集方法、同定方法を学習していただき、そこから蚊の生態を良く理解していたたくワークショップを開催します。
どなたでも参加できますし、無料です。
奮ってのご参加をお待ちしております。
申し込み
okbys81⬛︎cc.miyazaki-u.ac.jp (⬛︎を@に変えてメールしてください。)

2016.1.13 宮崎大学木花キャンパス10:30-12:00 動物の健康”、“人間の健康”、“環境の健全性”の三者が切っても切り離せないものであるとする 「One Health」の視点が広く認知されるようになり、ヒトと動物それぞれの健康を担う関係者が 協力して問題解決にあたる体制の構築が求められています。そこで今回宮崎大学では、医学科と 獣医学科のコラボレーションで、宮崎県においても発生が確認されている新興感染症、「重症熱性 血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome : SFTS)」の問題について医学と獣医学の両面からわかりやすく解説する教育セミナーを開催しま す。

 

2015.10.10 宮崎大学獣医微生物学研究室創立50周年記念講演会および同門会が開催されました。当日の模様をアルバムにしましたのでご覧ください。https://www.facebook.com/media/set/?set=a.543875025769360.1073741830.480886085401588&type=3

2015.11. 13  「宮崎大学第5回国際シンポジウム ~国境なき家畜伝染病防疫対策の取り組み:迫り来る感染症への備え -人獣共通感染症に焦点を当てて-」

 

2010年に宮崎県で発生した口蹄疫では、29万頭もの産業動物が犠牲となった。これにより海外から侵入してくる感染症の恐ろしさを知らされた。さらにグローバル化、温暖化が進む状況において、予期せぬ病原体の侵入に対して改めて警鐘を鳴らすことが必要である。本国際シンポジウムでは、人獣共通感染症に焦点を当てて、これらの状況、対策などの情報を発信していきます。「国境なき人獣共通感染症」としてMERS、エボラ熱、狂犬病、日本での報告が増えつつある「蚊、ダニを介する感染症」としてデング熱、Q熱、SFTSなどを取り上げます。そして口蹄疫の特別公演もあります。皆様のご参加をお待ちしております。

2015.10.02 「鳥インフルエンザ」シンポジウム開催のお知らせ


2014年、宮崎県では2件の高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)が発生しました。繰り返される発生から防疫対策への無力さを感じることもあります。一方で、世界的なHPAIの流行にも関わらず、県内での発生件数は2011年の11件から2件に減ったとも解釈でき、養鶏関係者を中心とした防疫対策が効果を示しているとも考えられます。今冬のより一層の防疫強化を目的として、宮崎大学では第4回鳥インフルエンザシンポジウムを企画しました。日本で高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)が発生した年は近隣諸国で、HPAIの流行が確認されています。そこで、今回のシンポジウムでは、鳥インフルエンザに関する正確な情報、周辺諸国の流行状況や対策に焦点をあて、鳥インフルエンザ研究の世界的権威であります北海道大学 喜田 宏 教授と韓国からソウル大学Hyuk-Joon Kwon助教をお招きし、グローバルな視点から鳥インフルエンザをどのように防ぐのかについてご講演をして頂きます。お時間がある方、ぜひご参加下さい。



2015.06.22 宮崎大学農学部獣医学科集談会


学科内の集談会にて、当教室の岡林准教授がチクングニヤウイルスに関する研究を紹介します。

ぜひ、お集まりください。


日時 平成27年6月27日(土)13:00~

                                    場所 宮崎大学農学部獣医棟1F 視聴覚室(V104)

 

2015.06.18 宮崎大学公開講座のお知らせです。

「海外渡航上の留意点」

7月14日(火)13:30~ 宮崎大学農学部L103教室


近隣の国々で口蹄疫、MERSなどの報告が相次いでいます。

改めて、海外渡航上の留意点について振り返ってみませんか?


海外感染症に対する水際防御策についての公開講座です。

ぜひ、ご参加ください。

 

2015. 04. 10 雑誌「医学のあゆみ」”感染症最前線とグローバルヘルス”、Vol. 253, No.1(医歯薬出版株式会社)に岡林准教授による「チクングンヤ熱」に関する記述が「今注目のウイルス感染症」として取り上げられました。

2015.04.08 獣医微生物HP準備着手!本当にできるのでしょうか?